透析治療
透析治療
当院では専門の医師、看護師などスタッフ全員によるチーム医療を大切にしています。定期的な血液検査、レントゲン検査、エコー検査、心電図検査などを行い、医師と看護師が患者さんの健康管理に万全を期しています。
シャントのトラブルや重度の合併症がある場合は血管外科専門病院や連携総合病院などに紹介します。専門の技士が透析装置の不具合や透析液の純度を常にチェックしており、毎日安全に透析が行われるように管理しています。保険、助成制度、各種申請書の手続きなど事務員が分かりやすくご説明いたします。皆様が快適に、安心して透析が受けられるように日々努力しています。
当院では毎週月曜から土曜までHDを行っており、最新のオンラインHDFシステムを導入しておりますので、患者さんひとり一人に最適の方法で実施しております。
PDを行っている患者さんの割合は日本ではHDに比べて少ないですが、患者さんやご家族がご自宅などで透析ができるため、自分の生活スタイルに合わせやすいというメリットがあります。ただし、長期間使用による腹膜機能の低下や腹膜炎の合併症のリスクもあるため、定期的なメンテナンスや検査が大切です。当院ではレントゲン検査や血液検査、感染症に対する治療や栄養指導も受けられます。PD導入病院との連携を密に行い、トラブルの早期発見と治療に努めます。
対象エリアは、当院を中心に半径10km圏内、30分以内のエリアです。下図、赤い園内(半径10km内)です。
患者さんが自らの責任と自己管理に基づいて、患者さん御自身が自宅で血液透析を行う治療方法です。自宅で好きな時に十分な量の透析を行うことができ、生活の質の向上と予後の改善が期待できます。
神奈川・東京・静岡
緊急時や機械メンテナンス等の対応時間を考えますと、当院まで2時間圏内の方が対象となります。
健常な方は24時間365日腎臓が働いているのに対して、腎臓の機能が働かなくなった透析患者さんは限られた時間・回数(施設透析では保険適用の問題もあり週3回4、5時間が一般的)での透析で、腎臓の代わりをしなくてはなりません。
透析量の指標にHDP(Hemodialysis Product)と呼ばれるものがあります。
1回の透析時間×(週の透析回数×週の透析回数)で計算します。
施設透析:1回4時間×(週3回)2=36
HDPは70以上が望ましいとされており、当院でもHDP70以上を推奨しております。
自宅で頻回に透析を行えば、HDP70以上にすることは可能です。
※在宅透析の詳細の方法や動画は在宅血液透析学会のホームぺージに記載してあります。
24時間365日のバックアップ体制、当院で作成したマニュアルがあります
当院では、24時間オンコール体制でバックアップしています。クリニックの診療時間内は通常通りに連絡を取ってもらえれば大丈夫です。
診療を行っていない時間帯にも、ドクターと看護師、臨床工学技士が緊急携帯電話を持っておりますので、事前に伝えてある緊急連絡先にかけてもらえれば対応可能です。かけつけなければならないようなアクシデントはまずないことですが、緊急に医療が必要になった場合は、患者さんのお住まいの最寄りにある医療機関と連携を取って対応いたします。
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事前面談
患者さん、介助者の方、医師、スタッフの4者にて、どのような在宅血液透析をご希望なのかヒアリングを行い、トレーニングの計画を立てます。事前にご自宅の下見も行います。
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トレーニング開始
約2〜3ヶ月のトレーニング期間の間には、介助者の方のトレーニング(数回)や、ご自宅の工事なども平行して行います。
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最終面談
トレーニングが完了し、在宅血液透析開始日が決まると、改めて面談を行います。在宅血液透析での透析条件などを決めていきます。
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在宅血液透析開始
在宅血液透析開始後は、定期的(月1〜2回)な通院で維持管理を行います。