腎臓内科・泌尿器科
腎臓内科・泌尿器科
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パイプカットという手術は、精管を縛ることにより睾丸から精子が精液の中に送り出されるのを防ぐ、男性が受ける避妊手術です。
ボツリヌス療法とは、過活動膀胱や切迫性尿失禁の患者さんで、通常の薬物療法を行なっても効果が無い、また薬剤の副作用のために治療継続出来ない場合の治療法で、膀胱の筋肉を緩める薬(A型ボツリヌストキシン)を膀胱壁に直接注射する治療です。米国や欧州など世界で広く行われている治療で、日本でも国内の治験を経て2020年4月に健康保険が適用となりました。
治療効果は患者さんによって異なりますが、日本で行われた臨床治験では1日の尿失禁回数が平均で3.6回減少し、27%の患者さんで完全に消失しました。排尿回数に関しては平均で1.7回減少しました(施術6週間後)。治療効果は施術後2-3日で現れ、数ヶ月持続します。時間が経つにつれて薬の効果が減弱して行きます。この場合薬剤を再投与すると同様の効果が現れます。効果がなくなってきたら、あらためて治療が必要になる対症療法です。再投与の時期については医師にご相談ください。
前立腺肥大症、ED、性病、包茎、頻尿、膀胱炎、尿失禁などの診療も可能です。
前立腺とは膀胱の下についている通常はクルミ大くらいの組織で、精液の一部をつくる臓器です。
内部に尿道が通っていますので、年齢に伴い増大してくると、尿道を圧排してしまい、尿の勢いが悪くなる、トイレが近くなる、夜何度もトイレに起きるなどの症状が出現することがあります。組織学的には30代より肥大が始まり、60代で6割、80代で9割の方が前立腺肥大症を持つと言われます。
尿検査や超音波検査、必要に応じて腎機能や前立腺がんの腫瘍マーカー(PSA)の確認のため採血検査などを行います。
まずは内服治療を行います。複数の内服薬を組み合わせても、症状がよくならない場合は手術療法も検討されます。
EDとはErectile Dysfunctionの略で、満足な性行為を行うのに十分な勃起が得られない、もしくは勃起が維持できない状態が持続または再発することとされています。
つまり、勃起が完全にできない状態のみならず、勃起が不十分、持続しないなどの方もEDとされます。EDは確かに加齢に伴い増加しますが、最近は歳だけのせいではないことがわかってきました。